老人ホームの選び方

いざ、老人ホームに入居となると、何を基準にどう選んだら良いのか迷うことでしょう。
一応、退院を支援している医療者目線ですが、どんな視点で選ぶべきかを一緒に考えてみたいと思います。ポイントとなるのは、下記の7つではないでしょうか?


場所
費用
入居条件
スタッフの体制
食事
運営している会社や法人

勿論ではありますが、事前に体験入居することを絶対的におすすめします。

場所

自分自身で老人ホーム入居を考えているような人は、自分の好きな土地を探せばいいのですが、親を老人ホームに預けている方などは、入居地域の検討から入ることが大切になります。

僕らが家族に言っていることは

・ 家からそう遠くないこと
・ 通勤の途中でも寄れるような場所
・ 車が無ければ駅に近かったり、バス停が目の前にあるような場所

要するに近くて、何時でもいける場所をお勧めしています。
慢性的な疾患を持っていたりして、医療度が高い利用者さんの場合なんかは、特に上記のようにお伝えしています。

普段は疎遠という家族もいますが、何かあった場合には、いずれにしてもキーパーソンである以上、そこまで遠くはお勧めしていないというのが実情です。

費用

安ければ安いほど、それに越したことはありません。
様々な物件を比較すればするほど、価格差があるということが良くわかると思います。

下記に資料が一括請求できるサイトを掲載しておきますので、是非資料を取り寄せて比較してみてください。
比較することは絶対にお勧めです。

実は、老人ホームでかかる費用には、イベント費用などがあります。
遠方の旅行へ行く、〇〇会が開かれる、みんなでお寿司を食べに行く、様々なイベントを企画している老人ホームがありますが、多くの場合、補助なし自費での参加となり割高になりますので、注意が必要です。

悪質な老人ホームだと、認知症の本人に出席確認をして参加の許可をもらって、費用は家族が払うというところもあります。このようなイベント費用で揉めたところもありますので注意してください。

ちなみにイベントを開催するとペイバックが施設側に入ることもありますので、施設側は収益を少しでも増やす為にイベントを頻繁に開催している場合もあります。

訪問医療、介護保険自費負担分など他にも費用が掛かりますから、しっかりと施設側と相談してみてください。家族の負担もあるのだったら、なおさらしっかりした費用の計算が必要になります。

入居条件

認知症が駄目という施設は少ないですが、認知症による暴力が酷い、徘徊が酷いなどは躊躇われる可能性が十分にあります。
医療度の問題は、施設側の受け入れ体制で大きく変わりますので、確認が必要です。胃管、人工透析、感染症、IVH等、様々な医学的条件がありますので、確認してみてください。多くの場合、施設側のパンフレットに記載してありますが、口頭での確認も必要です。

また、生活保護受給者の場合には、受け入れしてくれる老人ホームが限られてきます。
生活保護受給者を受け入れる場合、ひとりから得られる利益が少なくなります。また、一時入居金を多く取っている老人ホームの場合には「品格」の問題もありますので、受け入れ先は数も限られてきます。

スタッフの体制

入居者3人に対して介護スタッフ1名以上が最低基準です。この3:1より多ければ手厚い施設であると理解できます。
しかし、夜間帯は介護スタッフが少なくなることもありますので、夜間帯の配置、又は看護師の配置状況なども事前に確認しておくことが大切です。最近では、日本人以外のスタッフも多く見受けられますので、どこまで預ける側の自分たちが納得できるかによってくることでしょう。
いくら医療面が手厚いような記述がパンフレットにあっても、夜間帯に看護師がいない、いても派遣やバイト看護師ということも十分に考えられます。緊急時などの対応等も踏まえ確認してみてください。

最終的に看取ってくれない老人ホームも中にはあります。蘇生を希望していなくても何かあると必ず救急車で搬送する施設もあります。
蘇生を求めていない、自然な成り行きでという場合であっても施設で看取りませんという老人ホームもありますので、是非確認してください。

食事

老人ホームに入居すると、一番問題になるのが食事です。本人の趣向にもよりますが、家族側から見た場合には、施設側に管理栄養士がいるのかなどが焦点になります。また、事前にキャンセルして食べなかった場合の費用に関する事などを聞いておくべきだと思います。
趣向などは、事前に体験入居して確認してください。食事は、毎日3食ですので非常に大切な確認事項です。

運営している会社や法人

正直に書きますが、運営法人の交代やM&Aが活発に行われ始めている業界です。経営不振から売りに出る老人ホームも増え、見た目を変えず経営者が変わっていることが多々あります。大きな事件を起こし、一気に経営不振に至るなんてことも有り得る業界です。
大きければ良いというわけではありませんが、何かあった時にどうにかなりそうな会社、法人を選ぶべきでしょう。

経営基盤が介護以外の会社や医療法人による参入が相次いでいます。母体になる会社や法人の経営状態など情報開示情報を調べてみることも必要だと思います。

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