入院期間と高齢者施設の退居基準

Aさん家族
老人ホームなんかは、入院しちゃうと退去させられてしまうのですか?
施設によって、退去基準は違いますよ。

特養や老人ホーム、老健に入所入居した後に病気等で急に入院が必要になった場合のことを考えてみます。

入院や病気は絶対に想定しておいてください。なぜならば、入院をきっかけに老人ホームに支払う費用に困り始めた、特養にお金が払えないといった方が非常に多くみられるからです。

当たり前ですが、入院期間中は、いずれの施設も入居入所が継続されている状況ですので、月額費用は発生しています。要するに入院期間中は、病院と施設、両方にお金がかかる状況となるのです。

毎月施設に支払う費用で精いっぱいであると、入院をきっかけに滞納が始まります。
滞納が起こり始めると、退所を迫られるきっかけとなり、せっかく入所した特養や老健、グループホーム、有料老人ホームから追い出されるわけです。

生活保護受給者のように、最初からお金が無い状況での入居入所、そして入院と違います。ある程度、年金を至急されている一般の方であると、こういった点が非常に不利に働くのです。生活保護受給者がこんなに優遇される状況を目の当たりにすると、葛藤すら覚えますが、国の制度ですのでいたしかたありませんね。

上記より、病院と施設、両方にお金がかかる状況は理解したと思います。

では、特養や老健、グループホーム、有料老人ホームはどの程度の期間の入院を認めているのでしょうか?
入院したら、退居になってしまったという声もありましたが、基準がありますので覚えておくと良いでしょう。
それぞれの施設で退居に関する基準を羅列しておきます。参考にどうぞ!

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老人施設別の退所基準

特養

下記に神奈川県特別養護老人ホーム入退所指針を例に挙げてみます。

(1) 退所基準

1) 要介護認定において、自立若しくは要支援1又は要支援2と認定された場合
2) 要介護認定において、要介護1又は要介護2と認定され、かつ特例入所の要件に該当しない場合
3) 要介護1又は要介護2であって特例入所の要件に該当しなくなった場合
4) 要介護状態等の改善が認められ、かつ次の要件を満たす場合
ア 入所者及び家族等が退所を希望している場合
イ 家庭等における介護環境及び地域における居宅サービスの提供体制等が、十分整っていると認められる場合
5) 3か月を超える長期にわたる入院加療が必要となった場合
6) 感染力の強い感染症に羅患するなど、医学的管理の必要性が増大し、施設での介護や集団生活が困難と認められる場合
※ 2)及び3)は平成27年3月31日までに入所した入所者には適用しません。

上記をみるとわかるように、特養の場合には入院したら即退居ではなく、3か月を超えるという期間と、感染症や特養で看れる医学的管理外になった場合には退居になると記述されています。

老健

老健の場合、役割として在宅復帰が前提でのリハビリ施設となっていますので、基本的にも3か月に一度の入所継続判定があります。
特養のように3か月という長期の入院期間より、かなり短く設定されているようです。

基準は施設ごと違っているようですが、入院の場合には、おおよそ1週間~2週間以上と見込まれる場合と退所を促されるようです。

しかし、30日以内の退院である場合にも再入所できると定めている施設もあるようですが、逆に30日以上であると、再入所が厳しいようです。また、診療報酬の問題から、頻繁な外来通院や高額な薬を使っている場合、もしくは医学的管理が老健で看れないと判断された場合にも再入所出来る可能性は低くなります。

グループホーム

グループホームの場合には、小規模な共同生活の場ですので、認知症の症状が著しく悪くなり、共同生活を送ることが困難となった場合の退居はいたしかたないと思います。入院に関する退居基準となると、継続して1~3ヶ月と施設によって機関に幅があるようです。

有料老人ホーム

有料老人ホームは営利であり、基本的に民営ですので、月額利用料が払えなくなったり、自傷他傷行為があったりしなければ退居に至ることはないと考えます。様々な施設の退居基準を見ても曖昧な記述が多いと思いますので、一時入居金を支払っているのなら尚更入居時の確認は絶対に必要です。

入院期間に退居基準は特にありませんが、医療度に関しては施設毎に様々ですので、夜間吸引が必要になってしまったといった際に施設側から退居が迫られる可能性はあります。

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