人工透析、胃ろうは入れるけど、断られそうな医療度とは

特養や有料老人ホーム、老健と様々な高齢者住宅がありますが、人工透析をしていると入居を懸念される例も珍しくはありません。

施設側は、人工透析患者は管理が大変、扱い方が分からない、常に具合が悪いイメージ、人工透析を理解していないなど、知識の持ち合わせが施設によって様々な傾向にあります。

確かに人工透析を受けている方は、食事管理や水分管理などがあり、管理が大変だとイメージがありますが、受け入れている施設に聞くと、実際には思った程大変ではなく、どちらかと言えば2日おきに病院へ通院しているので、逆に安心だという声が上がっているくらいです。

食事や水分などを管理するとなると、食事やおやつなど、一般の方々と分けて考える必要があるようにも思えますので、施設側の大変さは十分にわかります。

しかし、最近では人工透析を受けている方でも問題なく受け入れしてくれている施設が多くなってきました。特養、有料老人ホーム、老健、全てが受け入れを可能にしてくれています。

入居料金も一般の価格であり、人工透析を受けているからと言って高額な請求をされることはありません。

人工透析を受けている方で施設入所を望む場合には、結構要介護度が高い方が多い傾向にあります。
施設側も収益の面から介護度が高い入居者を望んでいること、人工透析を受けていても思っている以上に大変ではないということが理解されてきているのではないかと思っています。

人工透析は外来通院という形になりますので、医療機関に通院できるような方は訪問診療の対象外となります。この点は、施設側にとって大きなデメリットにはなりますが、何かあったらかかりつけの病院や重症の時は救急車で搬送という形で対応しているのが一般的のようです。

人工透析を行っている施設側も無料送迎などを施設まで行ったり、施設側でも通院に送迎を行ったりしていますので、通院に困るようなことはないと思います。勿論、これらのサービスなどは地域差があったり、施設毎違いますので、問い合わせして聞くことが重要と思っています。

結論としては、人工透析を受けていても受け入れてくれる施設が普通にあります。
車椅子生活であっても、送迎を病院か施設側どちらかで行ってくれるはずです。

人工透析に理解ある施設が必ず身近にあります。パンフレットやホームページなどで受け入れ出来るか確認を行い、施設に問い合わせしてみてください。

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胃ろう患者の場合は?

一昔前までは、胃ろうがあると医療度が高くなると考えられたり、やはり何かあったらどうするか?という無知の概念で施設側から入所を断られることが一般的でした。

しかし、近年は胃ろうに対する知識もしっかり身につけた施設が多くなり、嚥下障害を起こされて、窒息や誤嚥性肺炎でも起こされるより安全といった考えも浸透しているように思えます。

今では、胃ろう患者の受け入れは積極的に行われ、逆に入居お断りの施設を探すほうが大変かもしれません。胃ろうがあるということは、それなりに医療度も高く、要介護度も高くなる傾向にあるはずです。預ける側、受け入れる側双方にメリットがありますので、是非相談してみてください。

入所入居を断られそうな医療度

人工透析、胃ろうは、意外に断られそうにないことが、理解できたと思います。
最近では、施設看護師の常駐もいる施設も多いので、夜間や早朝のインシュリン注射など医療依存度が高い方でも入居できる施設も多くなってきました。気管切開、IVH、鼻腔経管栄養、人工呼吸器なども施設に看護師が常駐していれば、問題なく受け入れてくれることだと思います。

夜間帯に、たん吸引が必要な場合には、認定された介護職員が行っている施設もあります。医療機関の医師、看護師以外でも一定の研修を受けた介護職員は、医療や看護との連携による安全確保が図られている条件を満たしている場合には、たん吸引を行うことが可能となります。

具体的には、一定の研修を受け認定特定行為業務従事者としての認定証が発行され、喀痰吸引等(登録認定行為)事業者の登録を行っている施設内に限ります。

しかし、実際にたん吸引を行っている施設は非常に少なく、敷居が高い医療行為扱いとなっています。
看護師が24時間常駐していることを売りにしている施設は、喀痰吸引の入居者を積極的に受けているようです。しかし、夜間帯に介護職員しかいないような施設であるとお断りされるケースが目立ちます。たん吸引でお断りされた際には、24時間看護師の常駐がいる施設を選択するべきです。

看護師が常駐と言いながらも、派遣看護師で回している施設が多いので、施設内で出来る医療行為をしっかり確認しておくことが大切です。

他にも認知症による暴力行為や暴言が酷過ぎる方やむ得ない身体拘束が必要な方(医療的に必要)、感染症の一部などは、入所が非常に難しくなってきます。精神疾患の場合でもお断りされることがあります。

医療度が高くても入居OKってホントなの?

老人ホームのパンフレットなんか見ていると、如何にも施設のスタッフが医療に対応しています!お任せください!的なキャッチフレーズがあります。

我々利用する側は、「助かる」という理由からお願いするわけですが、謳い文句と実態は大幅に違うということは理解しておくべきだと思います。

パンフレットに書いている会社程、派遣を利用して、日々スタッフが入れ替わり立ち代わりの状況なのです。

確かに「良いこと」を書けば、入居を検討してくれると思います。施設側も医療が必要な度合が高ければ高いほど、要介護度も高く収入増加が期待できるわけです。

しかし、実態はと言うと、医療など到底素人並み。介護施設は所詮介護施設な訳です。

老人ホームにおける看護師の質は、かなり低いです。これは事実です。勿論、技術力が高い方もいると思うのですが、割合から考えても医療機関より低いというのが事実なのです。

なぜならば、技術を追い求める看護師は、医療現場から離れません。

反対に考えれば、医療行為ではなく、「健康管理」が主業務となりますので、低くて当然だと思います。

批判しているのではなく、事実を語っているだけです。

老人ホームを運営する本社は、「売り」を前面に押し出しますが、実際に医療行為を行っているのは、訪問診療先の医師や看護師、又は、訪問看護ステーションの看護師というわけです。

本社や施設側は、如何にも自分たちが医療行為を行っている、管理しているように見せていますが、実態は単に医療行為の外注なのです。

結果としては、医療的な事を老人ホームに求めるというのは、間違っていると思います。あくまでも介護の専門施設ですので、介護のみを期待した方が宜しいと思います。

医療を求めるのであるのなら、訪問診療先で決めるべきです。(人工透析で通院している方は、透析施設が主治医になりますので、訪問診療は通常NGとなります。)

出入りする医療機関の質が、施設の医療度を左右しているのです。

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